第1章 販売行動と商談成功

・小型商談と大型商談は違う
・売り手と商品は一体化している
・予備段階 → 調査 → 解決能力の提示 → 約束の取り付け
・Situation Questions:状況質問
 Problem Questions:問題質問
 Implication Questions:示唆質問(問題を痛感させる)
 Need-Payoff Questions:解決質問(解決策を買い手に口にさせる)

第2章 約束の取り付け:クロージング

・成功:受注、進展(デモ・トライアル、上位者・他部門へのアポ)
 失敗:交渉継続、不成立
・訪問目的を明確にする(顧客から特定の行動を引き出す)
・①「調査」と「解決能力の提示」に力をいれる
 ②顧客の主な関心事がわかったかどうかをチェックする
 ③〔利益〕を要約する
 ④約束をもらうために提案する

第3章 大型商談における顧客ニーズ

■潜在ニーズ
抱えている問題、困難、不満に関する発言
e.g.)〜できない、不十分、遅い
■顕在ニーズ
欲求、願望についての明確な発言
e.g.)〜が必要だ、〜を探している、〜があればいい

大型商談では顕在ニーズが重要

第4章 SPIN戦略

状況質問:数は控えめに
問題質問:潜在ニーズを明らかにする
 「満足していらっしゃいますか?」
 「ご不便はございませんか?」
 「処理が追いつかないことはありませんか?」
 「〜の点で問題は起こりませんか?」
示唆質問:
 買い手が当初小さな問題と見なしていたことを、十二分に納得できるほど大きな問題に発展させる
解決質問:
 「どのように役に立つでしょうか?」
 「どんな利益が期待できますか?」
 「どうして重要なのでしょうか?」

・商談は問題解決のためにある
 →顧客のどんな問題を解決できるのか自問する
 1.少なくとも3つの潜在的な問題を書き出す
 2.上記を引き出すのに役立つ「問題質問」をいくつか書き出す

・示唆質問の作り方
 潜在的な問題からトラブルのもとを書き出す
 「今の機械は扱いにくい」
 ─オペレータの不満(→退職)
 ─新人オペレータの訓練費がかかる(→訓練コスト)
 ─熟練オペレータが少ない(→残業、新規採用の難しさ)
 ─品質(→スクラップ率)

第5章 大型商談では利益を語れ

特徴:
利点:特徴がいかに役立つか
利益:顕在ニーズをいかに満足させるか

第6章 反論を予防するには

十分な質問をしてニーズを高めるまでは解決策を口にしてはならない

第7章 予備段階:訪問の切り出し方

✗個人的な関心事をきっかけにする
✗オープニングで利益を語る
✓以下3つをわかってもらう
 ・あなたは誰か
 ・あなたはなぜそこにいるのか
 ・質問するのはあなたからである

第8章 理論から実践へ

スキル習得のための4つの黄金律
1.一つの行動だけを選んで実行する
 最初の行動を完全に身につけるまでは、次の行動に移らない
2.新しい行動は最低3回練習する
3.質より量
4.安全な状況で実践する

【予備段階】
【調査】
●SPINで質問する
─状況質問
─問題質問
─示唆質問
─解決質問
【解決能力の提示】
●利益を述べよ
買い手の表明した顕在ニーズに対して、自社の製品/サービスがふさわしいことを説明せよ
【約束の取り付け】
●買い手の主要な関心事を満たしているかチェックせよ
●利益を要約する
●相応の約束を取り付ける

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